kohkoku note

クリエイティブディレクター視点からのあれこれ

効果があるチラシを作るためには

f:id:ryosukekatayama:20141027172413j:plain

 

集客を図ろうとした時、募集を呼びかけたい時、チラシというのがポピュラーですぐに考えつく広告の方法なのではないでしょうか?

ただ、よくある話で一生懸命つくったのにあれ?なんで効果がないの??となったり、
効果がイマイチだぞ?と思ったりすると思います。

ですので出来るかぎり効果の高いチラシの作り方をご紹介します。

まずは、
なぜ「効果がないチラシ」になるかというと、とても簡単な話で

単純に見づらいから

本当にこれだけの話だと思います。見づらいから情報が伝わらない、伝わらないから効果が出ない
当たり前の話なんですね。

では、なぜ、

見づらい

のか、
それは

情報がきちんと整理されていないから

が原因だと思います。
ですので効果のあるチラシ作ろうと思ったときには

1.言いたい内容を決める
2.言いたい内容を整理する
3.言いたい内容に優先順位を付ける
4.それを解りやすくならべる

という手順でやる。
ここをしっかりやればチラシは、かなり見やすくなりぐっとよくなります。

例えば、いつ、どこでだれが、なにをするかに

優先順位をつけて行きます。

日時よりも場所が言いたいのか、場所よりも人なのか
人よりもなにをするのかなのか

全部同じ大きさで情報を置くとわかりにくいので大きさや置く順番を変えて
整理してみてください。

そのあとに見せ方のうまさがあったりテクニックがあったりという伝え方の方法になっていきます。(写真のシズルだったり、大きさだったり、バランスであったり、などなど)

その伝え方によってよい広告だったり悪い広告だったりが決定されるので
ありとあらゆる手段を試してみてください。
この作業は

ケーキのデコレーション部分

にあたる作業で美味しそうに見えたりマズそうに見えたりします。
ですのでプロでもゴールはありませんし、いつでも模索しより伝わるように努力しています。

そして、
いろいろなやり方を試して素敵にしていきましょう。

ようはコミュニケーションですのでここに写真をいれみようだったり地図を入れたら解りやすいかもだったり
解りやすく整えれば完成です。

しかし、単純に解りやすければ効果の高いチラシなのか?というと

そうではありません。

私はチラシの場合においては

伝わる速度が速いものの方が効果がある

と思っています。
沢山商品が載っていようが、キャッチコピーがどどうであろうが、ようはデザインがどうであれ見た瞬間、だいたい0.5秒位でなにがどうだと解るチラシが情報の伝達の速い解りやすい効果の高いチラシなのではなかと思っています。

ですのであれも言いたいこれも言いたいと内容を詰め込むのではなく、チラシに入れる要素は出来る限り少なくして伝える速度を高めてみてください。

これでいままでとひと味ちがったチラシになると思います。

また、効果のあるチラシを作るというのはチラシの集客だけではない大きなご褒美というか副産物があるんです。

それは

伝えたい内容を客観的に見れるという事なんです

先ほどお話した通りそのお店なり情報なり商品なりを整理して再構成するわけですから
かなり客観視できなければよりよいチラシにはならないのです。

客観視をするということはつまり

その商品なり店舗なりがどのようなキャラクターで見られており、なにを期待されていて、なにを言えば人が集まってくれるのか?

がわかるということです。

そこがわかるということは戦略や作戦をたてることとほぼ同じです。
その作戦を解りやすくストレートに伝えれば

必ずお客さんが来るチラシはつくれるのです。

極端に言えばよりよいチラシを作るというのはよりよい戦略を考えるということと同じだと思います。

たかがチラシされどチラシ結構、実はけっこう奥が深いと思っています。