kohkoku note

クリエイティブディレクター視点からのあれこれ

やってみるマーケティング

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私はなにか新規の案件がありオリエンを受けたあとに必ずやっていることがあります。

「まず、やってみる」です。

新しい食べ物の商品ならまずは食べてみる、
まだ、開発中であれば競合他社のものを食べ比べてみる。

新しい店舗ならばまずはその場所に行ってみる。そして競合他社の店舗も行きまくる。
です。

あたりまえっちゃー当たり前の話なんですが
それをめんどくさがるデザイナーが以外といてびっくりした記憶があります。

なにも、今現在にはじまったわけでもなく駆け出しも駆け出しの入社したてのデザイナーの頃から
旅行のカタログを作るのであればまずはカタログを見て、そして店舗に行って本当に旅行を注文してみる。
杏仁豆腐のパッケージのデザインの時にはスーパーにならんでいる杏仁豆腐をすべて買ってきて
食べ比べてみたりしていました。

情報を得るには体験してしまうほうが一番、情報が得やすいのではいかと思いひたすら行動していました。
するとなんとびっくり。

体験すれば体験しなかった時よりも遥かに情報量が多いことがだんだん解ってきたのです。

臭い、雰囲気、人の顔、味、感触。様々な情報と感情を得ることができました。
そしてそれらの情報を体感として記憶するので記憶に定着しやすのではないかと思っています。

そもそもなんでそう言う事を始めたかというと同期に入社したデザイナーはデザインを考える時に机で考えていてましたが
私はひたすら街に繰り出して体験し、歩きながらメモを取って考えていました。
なぜ、そのようなスタイルにしようと思ったかというと、
これまた単純な話で

自分のデザインに自信と根拠がなくどうしようもなく不安だったのです。

なんでこのデザインになったかのかを説明するときにいつも「うまく説明出来ないな」と思っていました。
だからこれこれこういう理由でと説明する時に実際こうでしたと言えば説得力があがると思ったのです。

すこしだけ根拠と説得力が出たのを覚えています。

これは、デザインに限った話ではなく

悩んだり困ったらまずはやってみる。というのは
様々な場所で使えるのでないかと思っています。

悩んだり困ったらまずはやってみる。
その体験から問題点や課題をあぶり出し、しっかり客観的にとらえ
どうやったら解決するかを考える

そして考えがかたまったら颯爽と実行へ移す。

重要なのは

体験したことからデータを取って解決方法を考えること

ではないかと思います。
そんなやり方をすればビジネスで困ったとき家庭で困ったとき、
スピーディーに問題解決に向かえるのではないのでしょうか。